グルテンフリーお菓子作家|fleuve 曽根原としえ「なんとなく不調」に寄り添う

【略歴】

fleuve(フルーヴ)/曽根原としえ

グルテンフリー菓子研究家、植物性フランス菓子PRO®︎講師

長野県を拠点に活動。パティシエ歴30年、カフェ経営18年。

伝統的なフランス菓子の技術を基盤に、乳製品・卵・小麦粉を使わない植物性スイーツへと昇華。

長野県産米粉を用いながら、食感や風味を大切にした「フランス風お菓子」を追求している。

現在は、商用利用可能なレシピ講座「植物性フランス菓子PRO®︎」を主宰し、全国の菓子店・カフェ・教室主宰者から支持を集めている。

近年は、腸への負担や「リウマチ」への不安を抱える人に向け、薬膳の考え方を取り入れた“体と心に寄り添う菓子づくり”にも力を入れている。

「安心して食べられるもの」を届けるために

安曇野の朝は、静かで、少しだけ冷たい。

その澄んだ空気の中で、fleuve(フルーヴ)曽根原さんの菓子づくりは始まる。

「小麦も、卵も、乳製品も使わない。

でも、それは“制限”ではなく、“誰かに寄り添うための選択”なんです」

その言葉の通り、彼女の焼き菓子には、

食べる人の体と心を気遣う、やさしい意思が込められている。

2|「なんとなくしんどい」に、そっと寄り添う

40代後半から50代にかけて、

理由のはっきりしない不調を感じる人は少なくない。

 - 体が重い

 - 眠りが浅い

 - 気分が落ち込みやすい

検査では異常がないのに、

日々の暮らしに影を落とす“なんとなくの不調”。

曽根原さんが向き合ってきたのは、

まさにこうした「言葉にならないしんどさ」だった。

「食べるものは、思っている以上に、心と体に影響します。

だからこそ、“安心して食べられるもの”を届けたいんです」

その想いは、やおよろずが大切にする

“誰もが安心して選べる食”という価値と重なっている。

3|グルテンフリー×薬膳という考え方

fleuveのお菓子の特徴は、単なるグルテンフリーではない。

そこには、体の状態に寄り添う「薬膳」の視点がある。

例えば

 - 体を冷やしにくい素材選び

 - 消化にやさしい構成

 - 食後に負担を感じにくい設計

「何を使わないか」ではなく、

「どうすれば心地よく食べられるか」を基準に組み立てられている。

▶ なぜグルテンフリーが選ばれているのか

4|長野県産米粉へのこだわり

使用するのは、長野県産の米粉。

その中でも、粒子の細かい「微細精粉」を厳選している。

米粉は粒子の違いによって、食感が大きく変わる。

ざらつきを抑え、なめらかな口当たりを実現するための、見えない工夫だ。

「小麦を使わなくても、違和感のない美味しさをつくりたい」

そのために、生地の状態、焼き加減、香りの立ち方まで、

すべてを繊細に調整している。

5|グルテンフリー + 食感や風味を大切にした「お菓子」づくり

グルテンフリーのお菓子には、

「パサつく」「物足りない」という印象を持つ人も多い。

しかし、曽根原さんの焼き菓子は違う。

 - しっとりとした食感

 - 満足感のある味わい

 - 美しい佇まい

それらをすべて成立させるのは、

30年のパティシエ経験に裏打ちされた技術だ。

「制約があるからこそ、本当に美味しいものを考えるようになりました」

6|15時に、自分をいたわる時間を

もし今、少し疲れているなら。

15時のひとときを、ほんの少し丁寧にしてみてほしい。

お気に入りの器に、お茶を淹れ、

やさしい素材のおやつを一枚。

その時間は、

“自分を後回しにしない”という小さな選択になる。

fleuveの焼き菓子は、

そんな時間にそっと寄り添う存在だ。

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7|制約は、やさしさのかたちになる

小麦、卵、乳製品を使わない。

その制約は、

誰かの不安に寄り添うための「やさしさ」だった。

食べることに不安を感じている人へ。

体調の揺らぎを感じている人へ。

「安心して食べられるものを届けたい」

その想いから生まれた焼き菓子が、

安曇野から、静かに広がっている。

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